とある夏の日。7班は今日の任務はおやすみだった。
だが誰とは言わないがショタ忍がが、そのことを俺たちに伝えるのを忘れていやがったのだ。
「・・・・じゃぁ、海にでも行くか?」
あまりにも生徒に責められたカカシは、そんなことを言いだした。
誰がこのクソ暑い中海なんか人が芋洗い状態のところへ行くか。お前のせいで俺とナルトとのスイートな時間(修行)が失われたんだぜ。
「海?!」
人一倍その言葉に目を輝かせたのはナルト。
フ、今日も可愛いぜ、俺のスイートハニーv
「海なんて行ったら焼けちゃうじゃない!でも、サスケ君と海かぁ・・・うふっ・・・」
と、サクラ。
「海か・・・・」
ウスラトンカチと海v水着姿が見れるぜ、しゃー!!んなろーー!!
と内なるサスケ。
「俺、海行ったことないんだってばよー!!カカシせんせー、早く行こうってば!!」
くいくいっと、ナルトはカカシの腕を掴んで引っ張る。
テメ、ドベ・・・!掴むならショタ忍の手じゃなくて俺の手をつかめよ、ウスラトンカチ・・・。フ、そうか、照れてるんだな、マイスイートvそんな熱い目で俺を見るなよ。
ただ単に、ナルトはサスケたちの方向を見て行くってばよー・・・と念じているだけだった。
恋するオトコは馬鹿だった(ホントによ)
「サスケたちは行きたくないみたいだから、二人で行こうか?ナルト」
ナルトを抱き上げ、にっこりと微笑むカカシ。
だがそんなことをナルトのダーリンサスケ(自称)が許すはずもなく・・・。
「・・・誰が行かないっつった、このショタ忍」
どかっとサスケの蹴りがカカシの背中に炸裂する。
「(このクソガキ、いつか殺る)ん~サスケ、ちゃんと先生って言わないとダメじゃないか~。じゃ、各自家に帰って、用意して30分後ここに集合。遅れるなよ~」
お前が言うなっっっ!!!
3人仲良く心の中でハモった言葉だった・・・・。
ごそごそ・・・
ごそごそ・・・・。
サスケは家に帰り、いそいそと水着をタンスの奥から発掘していた。
フ・・・ドベの水着姿・・・可愛いだろうなぁ・・・おっと・・・鼻血が・・・。
それにしても、俺はどれを着るか・・・
普通に短パンタイプの水着にするか・・・
それともセクシーにビキニ・・・・
ここはオトコのロマン(?)ふんどしにするか・・・(イヤ、見たくないから)
と、考え込んでいるときに
「サスケ~!!」
はっ・・・この声は愛しのマイハニーナルト。
ダッシュで階段を駆け下り、ナルトの元へ駆けつけた。
「用意終わった?」
「ああ・・・お前、何の用だ?」
「えっとさ、サスケ、水着二つ持ってないってば?俺、よく考えたら水着持ってなかったんだってばよ・・・。だからさ~貸して欲しいなぁ~なんて・・・・」
指をもじもじさせながら、ナルトは上目遣いにサスケを見上げる。
ウスラトンカチが、俺の水着を着る・・・!
それは、雷が落ちたかのような衝撃だった。
一生洗わないで取って置くぜ、マイハニー・・・v(水着、腐るって)
「貸してやってもいいが・・・ちゃんと返せよ、ドベ」
「わかってるって!!ちゃんと洗って返すからさ!!アリガト~サスケ~」
「ちょっと待ってろ」
くるっと踵を返すと、サスケはひっくり返したタンスの前に着てナルトに貸す水着を吟味していた。
ふ、ナルトが着る水着か・・・やっぱり、ヤツはスクール水着が似合うぜ・・・v(オヤジかオノレは)
それに、害虫(カカシ)の毒牙から身を守るためにビキニパンツなんか穿かせられるかってんだ!んなろー!!
「ホラ、コレ持って行け」
とサスケはナルトに自分が8歳くらいのときに着ていたスクール水着(紺色・うちはサスケと名前入り)を差し出した。
ナルトはさして疑問も持たずそれを受け取った。
「ありがとーってばよvんじゃ、あとでな~!!」
水着を受け取るとナルトはすぐさまうちは邸を後にした。
あっ、ドベ!!俺も一緒に行こうと思っていたのに・・・そうか、照れてるんだな、マイハニーv同伴出勤(?)になっちゃうからな・・・v
サスケも家の戸締まりをし、2階を散らかしっぱなにして家を後にした。
「海だってばよ~☆俺、本物見るの初めてだってば!」
早速水着に着替えようと、ナルトはきょろきょろと人がいなさそうな木陰を探した。
「ナルト~、はしゃぎすぎて溺れるなよ~。海に入る前はちゃんと戻ってきて先生と一緒に準備体操しような」
は~い、とナルトは返事をしながら水着を着替えに木陰へと走っていった。
「お前たちも着替えたらここに集合な」
サスケはもちろん無視してすたすたと着替えに行く。
サクラははいはい、といいながら更衣室へと消えていった。
「ナルトの水着どんなのかな~・・・v俺的にはスクール水着がベストv(おまえもか)」
邪な妄想をカカシがふくらませているのも知らず、ナルトは木陰で着替えていた。
「よーし、着替えてきたな~。・・・って一番先に着替えに行ったナルトは?」
「知らないです。もう泳ぎに行っちゃったんじゃないですか?」
「ナルトが俺の言いつけ守らないってことはないっしょ~v」
と、そこへナルトがやってきた。
「サスケ~!!これお前の名前書いてあるってばよ~・・・」
「当然だ。俺が8歳の時に使ってたヤツだからな。フ・・・ぴったりだなナルト」
お前にはやっぱりスクール水着が似合ってるぜv
水着に俺の名前が入ってるってことは、中身も俺のモノってことサ、マイハニーv
「ムッ!!ど~いう意味だってば!!」
「言葉通りだ」
「あ~、ハイハイ。ケンカしなーい。ナルト、首からさげているタオルはそこ置いておきなさいね」
「は~い。カカシせんせー」
ばっとナルトは首からさげていたタオルを取るとカカシが言っていたところに置いた。
「準備体操始めるってばよ!!」
ん~っっっとナルトは二人の獣の前で無防備に背伸びをした。
ある一点に釘付けになる二人。それはナルトのピンクのチェリーv
ピンクーっっ!!しゃーっ!!んなろー!!
内なるサスケ爆裂。
フ・・・ナルト思った通りだぜ、マイハニーvお前にはスクール水着が一番に合うぞっっ☆
・・・・それにしても、ナルトの生足、ナルトのヘソ出し・・・まるで人魚みたいだな・・・チッ・・・可愛いぜ・・・俺のマーメイド☆(爆笑)
そうだな・・・今日はお前のことをマーメイドと呼ぶことにしよう。
はっっ!あのクソ上忍、俺のマーメイドに向かって鼻の下延ばしやがって・・・!!
「準備体操終わり~、はしゃぎすぎて溺れないこと、いいな?ナルト」
わかってるってば~!!と言ってナルトはカカシが貸してくれた浮き輪を持って海へと駆けていった。
「可愛いなぁ~ナルトは・・・」
ポツリとカカシは漏らす。
サスケはカカシに先を越されないようにナルトの後を追った。
ナルトはばちゃばちゃと音を立て、海へと入っていった。
「キモチイイってばよ~v」
浮き輪に乗っかり、ぷかぷかとナルトは浮いている。
だが、そこにピンクのチャクラを纏わせたサスケが近づいてきた。
「フン、ドベ。浮き輪がないと泳げないのか?」
「う、煩いってばよ!!サスケ!」
・・・・そうか、泳げないんだな、俺のマーメイド☆
なら俺が、手取り足取り腰取り(?)教えてやるぜマイプリティーハニー・・・じゃなかったマーメイド☆
「なんだ、泳げないなら俺が教えてやろうか?」
珍しく優しいサスケになるとは驚いた顔をする。
だが騙されるなナルト!!そこには怪しげな欲望が隠されているんだっっ!!
「じゃ、教えてってば、サスケ」
何でも教えてやるぜ、マーメイド☆
ベットでならもっと大歓迎だぜ☆
「とりあえず、浮き輪をどこかにやれ。教えられるもんも教えられねぇ」
そうサスケが言うとナルトは浮き輪を浜に置きに行くと、サスケの元へと戻ってきた。
「置いてきたってば」
ナルトの足がぎりぎりつくところでサスケはナルトを待ちかまえていた。
さて・・・・。
「とりあえず、人気がないところ行くぞ」
「なんで?」
大きな瞳でナルトはサスケを見上げた。
あまりにも無防備なその表情。
上半身裸、そして、自分の顔を見上げる熱いナルトの眼差し(サスケ的解釈)。うっとサスケは鼻を押さえた。
「サスケ?どうしたんだってばよ?」
「なんでもねー・・・何で人気のないところに行くかって、決まってるだろ、ドベ。お前、そんなに大きななりしてて人に泳ぎ教えてもらってるって恥ずかしいだろう?」
「そっかー!!サスケってば今日は優しいなぁ~!!見直したってば!!」
何の疑問も抱かず、ナルトは無邪気にサスケに笑って見せた。
この後の悲劇にも気が付かずに・・・・。
1時間後、ナルトの悲鳴があたりに轟くこととなるが・・・人気のない浜では誰も助けに来るはずもなく・・・・。
ゴチソウサマでした。
「ナルト?お前その赤いのどうした?」
ぽちっとナルトの胸元にある赤い痕をカカシは指す。
その瞬間、ナルトの顔はボッと赤くなった。
「・・・くくくく・・・クラゲに刺されたんだってばよ!!」
それだけカカシに言うと、ナルトは弾丸のように早く着替えを掴み着替えに行った。
「・・・・・・・・サッスケく~ん・・・」
くるり、とカカシはサスケの方を向く。
「何だ?」
「俺のナルトに何したのかな?」
「はっ・・・さぁな」
意味深な言葉を残してサスケも着替えに行ってしまった。
ナルトの躰に残る赤い痕、そして走り去るときに心なしか腰を押さえていたような・・・。
あのクソガキ、殺す。
新たに決意する上忍だった。
ナルトに何があったのかというと、それは・・・・ご想像にお任せします。
終われ